施術の前後では2段階の説明をしています。
まず始めに患者さんの気になっている症状をお聞きして、
①姿勢のチェックや身体の成り立ち、触診など全体から見通して、今の身体の状態を予想していきます。
そうなる原因も一緒に浮かんでくるのでその部位に対して、こんなことをしてその滞りを取っていきます～と、これから行う施術の内容をお話します。
②施術後は、滞りをとった結果どうだったか、
施術のあとは身体がじわじわリセットされていくので今までと違った○○な体感があるかもしれません～と説明させてもらっています。
テンプレートのない、お一人お一人の身体がそれぞれに持っている個別の説明です。
身体の情報を読み取って、仮説をたてて、実際はどうなっているか確かめていきます。
施術を行うとどう変化するのかを見守っていきます。
施術中に感じることや、施術後いつもの生活をしていて感じた変化などフィードバックを頂けるととてもありがたいです。この一連の流れが好きで、僕たちが意識しなくても動いている身体の神秘性と患者さんのことを深く知れるのが嬉しくおもっています。
身体を全体的にみるとは
組織がどのように構成されてまとまっているのか、(骨、筋、血液、神経、内臓、皮膚、、)
それぞれの組織がどのような役割をもって働いているのか、(維持する、支える、動かす、全身を回って栄養を届ける、電気を伝える、、)という2つの軸をメインに、
身体が本来持っている働きが滞りなく行えているかをチェックしています。
組織と役割、この二つは個別に存在するものではなく、繋がって連携しています。
どこにピントを合わせるかで、見えるものは変わってきます。
ひとの身体は立体的で多面的です。
多くのデータと視点があって、どの立場から眺めるかを決めると整理できると考えています。
現代で生きる私達は、食事・生活習慣、環境によるストレス、感情や精神との関係、などいろんな影響を受けていて複雑ですが視点はたくさん持っていようと思います。
これまでの見させていただいた症状や施術後の変化などの経験を
このコラムで少しずつまとめて行きたいと思っています。
例えば
・症例紹介
・身体の組織、成り立ちと役割の関係の具体例
・患者さんからの質問
などから、このHPを見てくださっている方に何かお役に立てれば幸いですし、ご自分のお身体と仲良くするきっかけになれればと思っています。
