前回のコラム
妊婦さん・赤ちゃんの施術 の続きです。
赤ちゃんが見せてくれるカラダのサイン
①赤ちゃんからのサイン
②身体からのサイン
③お母さんの心配
これらはリンクすることがよくあります。
これらを繋げて考えて施術していくことが、
赤ちゃんがより快適に過ごせることに繋がると思っています。
身体の状況を読み解いていくと、赤ちゃんが見せる癖の理由がわかります。
おしゃぶりや寝相、大人が見るとびっくりするような動きにも意味があってやっていることがわかります。
赤ちゃんはなにかが辛いと思っていたり居心地悪く感じているから、
それを取り除こうとしたり、その影響を受けています。
身体は完璧。赤ちゃんは天才。
前回も言いましたが
身体は完璧で、赤ちゃんは天才です。
なにかおかしいな、と感じ取って、自分で整える力が身体にはあります。
先日来られたあかちゃんは寝てもすぐ起きるときがあり、
またいつも同じ方向を向いて動かず寝ていたようです。
赤ちゃんが何かを感じとった結果としてこうしたことが起こっていたということですね。
お母さんが心配していたのもここです。
向き癖や、睡眠時間の短さが気になっていたそうです。
身体からのサインをみてみると、背中・左腰とお腹の固さが目立ちました。
帝王切開で産まれたあかちゃんは産道を通らずやってきます。
お母さんのが持つ腸内細菌や産道の菌をもらえなかったことがお腹(腸)の固さとして表れ、
また産道を通る間に赤ちゃんが縮んで伸びておりてくる動きがなかったことが背中と左腰の固さの原因かなと思います。
それが寝る時の向き癖に繋がってるんじゃないか考えました。
寝る姿勢が安定しないため、睡眠がこま切れになっているとも考えられます。
産まれてきてくれたことが素晴らしい事なので帝王切開が悪い訳ではありません。
可能性やこれから出来ることをお伝えしています。
また施術ではこれからあかちゃんが自分で育んでいく力をお手伝いさせてもらいました。
不安を大きくするよりも、身体の働きを信じる
身体のバランスが悪くなっているのかと心配だったお母さんに
現在の状況と、その背景をお伝えしました。
不安と希望が同じ場所にあれば、不安の方が目につきやすいものです。
それでも
不安を見つけてそこを強くしていくよりも
身体の働きや営み、力強さを疑わずに任せることも大事だと思っています。
そんなふうに思える人が増えるといいなぁと思います。