当院では身体を診るときにそれぞれが個別で働いているのではなく、一つにシステムとして全体で働いていると考えています。
そのため、施術では症状だけにとらわれず、その『原因』となることにアプローチしています。
症状の原因となるものは食事や趣向などの生活習慣や怪我や手術などの外傷、ストレスなどによる感情の変化などです。
これらは身体に制限として影響を与え、身体に捻れや歪みを生みます。
例えるなら、布をつまんで捻るとその部分を中心に全体が捻れていく現象です。
この捻れは結合組織という身体を繋いでいる組織を通じで身体全体へと波及します。
そして、制限とは全く違ったところに症状を起こします。
胃痛には胃薬、発熱には解熱剤、膝や腰の痛みには温めるなどの対症療法ではなく、原因を追求して治療する根治療法が当院の身体の見方です。
身体の中の捻じれ歪みを川の流れで例えると
何も障害物がない川の流れは真っ直ぐスムーズに流れています。
そこに、石や木などの障害物が置かれると
水の流れは変わります。
流れが速くなったり遅くなったり
溜まったり淀んだりします。
私の施術は水の流れをせき止めてしまった大きな石を取り除き
詰まりとなったものを脇に寄せ
水がスムーズに流れるよう手伝う感じです。
身体を一つのシステムとして、全体を通して考えていきますので
膝や腰など部分で見るより大きな視点です。
なぜこの痛みが出たのか・どこからきているのか、と疑問に思っている方にとって、
身体からの情報を読み取りそのつながりを辿って明らかになった内容をお伝えすると、
腑に落ちて納得できたり、過去の記憶がよみがえってきたりするようです。
また、きっとこれが原因だろうと先入観として考えてらしたことにも、
施術によって新たな解釈を加えていける時もあります。
固まったままの過去の印象が溶けて、
新しくラベリングする作業は安心感に繋がると考えています。
そんな安心と身体への信頼感を取り戻す施術を行っています。
私は、理学療法士として10年以上のキャリアがあります。
その中で、どのように身体を使えば効率的か、どのような筋肉がその人に必要かを見定めて指導を行ってきました。
トレーニングの内容は多岐に渡ります。
中でも赤ちゃんの発達に即した筋力トレーニングは効果的です。
施術の効果を持続する意味でも、必要な方にはこういったトレーニングも伝えさせてもらっています。
また、スポーツリハビリで多くのアスリートと関われせてもらった経験も持っています。
スポーツでは、必要とされる筋肉の強さは一般の方に比べ多く必要となりトレーニングもハードなものになります。
ただし、その人の状態にあったトレーニングをしないとオーバーワークとなり身体に負担となります。
当院では、一般の方もアスリートの方も、その人の状態にあった必要な筋肉の鍛え方を伝えさせてもらっています。